はやし整形外科リハビリクリニック

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症状

凍結肩とサイレント・マニピュレーション(非観血的関節受動術)

こんな症状で困っていませんか?

  • ○ 腕が上がらず、高いところのものが取れない。
  • ○ 服を脱いだり着たりがしにくい。

五十肩(肩関節周囲炎)では肩関節の靭帯や腱などに炎症が起こり、動かすときや夜ねているときに痛みが生じます。症状が出てはやめの時期の治療は鎮痛薬の飲み薬や肩関節の注射、リハビリなどです。しかし症状が出て長期に及びますと関節包を包んでいる関節包という組織が、長い間うごかさなかったために、固まって、周りとくっついてしまいます。この状態を凍結肩と呼びます。この凍結肩の状態に対し注射とリハビリでよくなる方もいらっしゃいますが、そうならない方もいらっしゃいます。注射はリハビリで数か月でよくならない場合、凍結肩になってから時間が経っているいる場合、患者様が早期復帰をご希望の場合などにサイレントマニピュレーションを行います。

治療方法

ベッドに寝て頂きます。超音波エコーを用いて肩周囲の知覚の神経周囲に局所麻酔薬を注射します。 痛みがとれていることを確認し、腕をゆっくりと屈曲 外転 外旋 内旋と動かして固まっている関節包や靭帯を周りからはがらはがすことで、拘縮のない状態にするサイレントマニピュレーションを行います。

気を付けること

治療後は麻酔がきいている間は腕うごかせないので、三角巾をして帰っていただきます。治療当日は自転車や車の運転はできないのでそのつもりでお越しください。再発防止のため3か月は積極的なリハビリが必要です。骨粗鬆症の方や麻酔薬のアレルギーのある方はうけられません。サイレントマニピュレーション(非観血的関節受動術)は健康保険で受けられる治療です。治療は概ね60-90分程度で日帰りでできる治療です。

肩関節周囲炎

肩関節を構成する骨、軟骨、靭帯や腱などが老化して炎症が起こる疾患です。症状は肩の痛み(運動時や夜間)、運動障害(動きにくいなど)を特徴とし、50歳代を中心とした年齢層に好発するため五十肩とも呼ばれます。

肩腱板損傷・断裂

肩周辺の筋肉(腱板)の老化や外傷により生じ、肩の痛み(運動時や夜間)や運動障害を生じますが、多くの患者さんは肩の挙上は可能です。五十肩と違うところは、拘縮(関節の動きが固くなること)が少ないことです。また、挙上するときに力が入らない、挙上するときに肩の前上面でジョリジョリという軋轢音がするという訴えもあります。

野球肩

投球動作に関連して発症する肩障害の総称で、肩を使いすぎることによって発症することが多いとされています。肩の痛みを生じ、投球動作がうまくできなくなります。

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